なぜ今、ホームセンター業界で再編が進むのか?
ホームセンターの市場規模は約3.4兆円で頭打ちとなり、店舗数は5,000店を超えてオーバーストアの状態にあります。新規出店による量的な拡大が難しくなったことが、再編が進む最大の理由です。規模を高めるには、既存のチェーン同士が統合・買収で一緒になる道が現実的になります。
加えて、原価高による利益率の低下が各社に効率化を迫っています。チェーンが一緒になれば、調達量の拡大による仕入れ交渉力、物流の共同利用、プライベートブランドの開発など、規模によるコスト競争力を高められます。人口減少や、ドラッグストア・ネット通販・100円ショップなど異業種との競合も、各社が単独での生き残りより統合を選ぶ背景にあります。
こうした構造的な要因から、ホームセンター業界では今後も規模と専門性の確保を狙った再編が続くとみられます。出店による成長が一巡したいま、再編は各社の重要な選択肢となっています。