エコカー減税の縮小はEV普及を促すか?
自動車関連諸税は年9兆円規模 (国税収入の約8%) で、税収の安定性と環境政策のバランスが論点。エコカー減税 (重量税・環境性能割の減免) はHEV / PHEV / BEV / FCVに大きく適用されてきましたが、BEV普及が進むほど 減税対象が広がり財政影響が拡大 する構造的問題があります。一方、CEV補助金は2026年1月からBEV上限130万円・PHEV 85万円に拡充、税制優遇と補助金の二本立てで普及を加速する政策方針。
論点 は (1) 減税の対象拡大による税収減 (年数千億円規模との試算もあり)、(2) 補助金との二重支援の重複、(3) BEV普及が一定水準を超えた後の出口戦略 (補助金停止・減税縮小のタイミング)。中国のNEV補助金は2022年末に段階廃止 で市場主導に移行しましたが、補助金廃止後もBYDなど国産勢の競争力でBEV普及は加速。日本も中期 (2027-2030年) で補助金縮小 + 走行距離課税への構造転換 が議論される見通しです。