2030年46% 削減目標 (運輸 -34%) を達成できるか?
政府目標: 2030年の温室効果ガス排出量を2013年比 -46% (国全体)、うち運輸部門は -34% (= 2013年214.8百万トン × 0.66 = 2030年目標141.8百万トン)。2024年時点の運輸部門は180.5百万トンで 2013年比-16% の進捗、残り6年で更に約18ptの削減 (= 38.7百万トン分) が必要です。
達成シナリオ・リスク要因の整理: (1) 新車販売の電動化率引き上げ — 政府方針は乗用車2035年に新車販売100% 電動車 (HEV + PHEV + BEV + FCV含む、ただしHEVは将来見直し含み)、2024年実績はHEV+PHEV 48% + BEV+FCV 2.4% で HEV中心の電動化 が進行中、(2) 保有 (ストック) ベースでのEV比率は新車ベースより低位 で、車齢8,200万台 + 平均車齢9年超の保有から実質排出削減への効果は時間差あり、(3) 電源構成の脱炭素 — 火力7割の現状でEVの上流排出を加味するとCO2削減効果は限定的 (電源構成が再エネ + 原子力にシフトしないとEVシフトの効果が薄まる)、(4) 商用車 (トラック + バス) の電動化遅れ — 大型・長距離輸送の技術課題、の4要因が論点。民間試算: 多くのシンクタンクが2030年運輸部門目標達成は 可能だが楽観でない (進捗加速が必要) との見方を提示しており、政策側の追加対策 (補助金拡充 + 充電インフラ整備加速 + 商用車電動化義務化検討) が中期論点です。