独立系 — 金融・事業投資への多角化
独立系は、銀行・商社・メーカーといった特定の親会社を持たず、リースを起点に事業領域を広げてきた類型です。資金調達も顧客開拓も自前で進める必要がある一方、特定グループの枠にとらわれず、収益機会のある分野へ柔軟に事業を展開できる自由度を持ちます。
代表例はオリックスです。1964年に日本で初めてのリース専業会社として設立され、その後、リース・割賦などの法人金融を土台に、不動産、生命保険、銀行、事業投資、環境エネルギー、海外事業へと多角化を進めてきました。現在は連結総資産16.9兆円(IFRS)規模の総合金融・事業投資グループで、売上・利益に占めるリース事業の比重は限定的です。
そのため、オリックスを他のリース会社と連結の規模で単純に並べることはできません。会計基準が国際会計基準(IFRS)で他社(日本基準)と異なるうえ、事業が金融・投資へ多角化しているためです。リースという枠を超えて、保有する資産や顧客基盤を事業投資に振り向ける戦略が、独立系の特徴を最も色濃く表しています。