通信工事の需要はこれからどこで伸びるのか?
通信工事の需要は、通信事業者や公共の情報インフラ投資に連動します。中期的に需要が期待される分野は、大きく4つに整理できます。
第一に、5G・Beyond 5Gの携帯基地局です。都市部の高密度化に加え、地方や屋内のカバレッジ拡充が続きます。第二に、データセンター・半導体工場の通信設備です。生成AIの普及で計算資源の需要が急増し、大規模データセンターの新設・増設に伴う通信配線・受変電・電源の工事が増えています。第三に、光ファイバ(FTTH)網の更新で、初期に敷設した設備の老朽化更新が本格化します。第四に、防災行政無線や自治体のデジタル基盤で、災害対応と行政のデジタル化が公共側の需要を支えます。
いずれも、通信機器やデータセンターそのものの市場ではなく、それらを建物や通信網につなぎ込む施工の部分が通信工事の領域です。通信インフラが拡大・更新されるほど、その施工需要も広がる関係にあります。