受託製造(OEM/ODM)— ブランドに代わって生産する
受託製造は、ブランドメーカーに代わって化粧品を生産する事業です。OEMは相手先ブランドの製品を製造すること、ODMは企画・処方の開発から受託することを指します。ブランドが企画とマーケティングに集中し、生産を専門会社に任せる分業が広がっています。
国内では、日本コルマーホールディングス(TOA、旧 日本コルマー)がスキンケア・ヘアケアに強い国内最大級の受託製造会社で、2024年にトキワ(アイメイク中心)を買収しました。上場している受託製造会社には、メイクアップに強い日本色材工業研究所や、健康食品と化粧品を手がけるAFC-HDアムスライフサイエンスがあります。東洋ビューティやコスモビューティーなど、非上場の大手も数多く、上場している会社は限られます。
受託製造の会社は、ブランドの企画を形にする処方開発や、安定した品質での量産を担います。化粧品の製造には、薬機法に基づく製造販売業の許可や、品質管理(GMP)の体制が必要です。こうした設備と体制を整え、複数のブランドの生産を安定して引き受けられることが、受託製造会社の強みになります。