最終更新
TOPIC · TALENT ENGINEER SHORTAGE

SI・受託開発業界のIT人材不足と内製化|自社主導比率日本35.7%・米国90.0%・約54ポイント差の構造【2026年版】

日本のSI・受託開発業界の構造的特徴の一つは、ユーザー企業側のシステム開発「自社主導比率」(自社エンジニアでほぼ全て実施 + 主に自社エンジニアで一部のみ外注の合計、ユーザー企業の自己回答ベース)が海外と大きく異なる点です。総務省 令和7年版 情報通信白書のICT経済分析調査 (2024年度)によれば、システム開発を自社エンジニア主導で実施していると回答した企業は、日本35.7%に対して米国90.0%、ドイツ75.7%、中国66.3%で、日米間で約54.3ポイントの開きがあります。日本のSI業界は外注依存と多重下請の構造でユーザー企業のIT機能を補完する一方、海外では自社エンジニアでの開発が主流です。IPA (情報処理推進機構)はデジタルスキル標準ver.2.0とマナビDXポータルサイトで人材底上げを進め、戦略系コンサル (BCG / McKinsey / PwC / デロイト)のDX実装事業拡大とオフショア活用が内製化と外注の中間モデルを形成しています。

システム開発の自社主導比率 — 日本 / 米国 / ドイツ / 中国の4ヵ国比較

総務省 令和7年版 情報通信白書ICT経済分析調査 (2024年度、図表 ローマIII-2-1-2)
🇯🇵 日本
自社主導比率
35.7%
構造的特徴
多重下請構造 + IT人材総数不足、ユーザー企業内製余力限定、SIer外注主流
🇺🇸 米国
自社主導比率
90.0%
構造的特徴
ユーザー企業内IT組織が大、エンジニア直接雇用主流、SIerは戦略実装パートナー
🇩🇪 ドイツ
自社主導比率
75.7%
構造的特徴
製造業中心、ERP導入はユーザー企業主導、SIerは特化型支援
🇨🇳 中国
自社主導比率
66.3%
構造的特徴
IT企業内製化と並行、巨大なエンジニア人材プール、SIerは特化分野競合
読み解き

日本のシステム開発の自社主導比率35.7%は4ヵ国の中で最も低く、米国90.0%との間に約54.3ポイントの差があります。総務省ICT経済分析調査 (2024年度)の図表 ローマIII-2-1-2「各国の自社開発の状況」から取得した数値で、企業の自己回答ベースの調査結果です。「自社主導」の定義は「ほぼすべての開発が自社エンジニアで実施」と「主に自社エンジニアで開発、一部の開発を外部ベンダーで実施」の合計で、いずれかに該当する企業の比率を示します。

日本以外の3ヵ国 (米国 / ドイツ / 中国)はいずれも66.3%以上で、特に米国は90.0%とほぼ全企業が自社主導で開発しています。SI業界が大規模に存在するのは日本特有の現象で、米国ではIBM / Accenture / Deloitte等のSIコンサルは戦略実装パートナーとして位置付けられ、システム開発の主体はユーザー企業内のIT組織です。ドイツは製造業中心でSAP / Siemens等のERP導入がユーザー企業主導で進み、SIerは業種特化型支援に集中します。中国はIT企業内製化と並行して巨大なエンジニア人材プールを抱え、SIerは特化分野で競合する構造です。

日本の54.3ポイント差は1990年代から指摘されており、構造的特徴として持続しています。短期では縮小しない一方、長期的には内製化進展 + コンサル進出 + オフショア活用の3軸で外注比率が漸減する見通しです。SI業界の戦略としては、量的外注需要の縮小に対応した付加価値型サービス (DXコンサル + 業務BPR + AI実装)への移行が中長期の方向性となります。

IT人材構造の4要素 — 多重下請 + IPA人材育成 + オフショア + コンサル進出

日本のSI業界の人材構造を、需給ギャップを埋める4つの要素で整理

IT人材構造の4要素 (多重下請 + IPA人材育成 + オフショア + コンサル進出)は、日本のSI業界が54.3ポイント差を埋めるための構造的補完手段です。多重下請は量的需要の柔軟性確保、IPAは中長期スキル底上げ、オフショアは量的調達手段、コンサル進出は付加価値型サービスへの移行という別の役割を担います。4要素は重なり合いながら、SI業界の人材確保と能力構築を支えます。

中長期では、内製化進展 + 米親SIコンサルの日本市場関与拡大 + AI受託案件の増加が並行し、SI業界の人材構造に質的変化が起きる見通しです。量的外注需要の縮小に対応した付加価値型サービスへの移行が業界戦略の中心となり、エンジニアのスキル要件もコーディング中心からアーキテクチャ設計 + AI活用 + ビジネス価値創出への重点シフトが進みます。

多重下請構造 — 元請け + 2次 / 3次受け + 個別契約

日本のSI業界の人材構造の中核は多重下請構造です。元請けSIerが大型案件を受注し、2次・3次受けの中堅 / 個別契約エンジニアに再委託する形が一般的で、エンジニアの所属と稼働先が分離します。元請けSIerは大手 (日立 / NEC / 富士通 / NRI / TIS等)、中堅SIerは中規模 (CTC / SCSK / NTTデータ等の連結子会社化前後の各社)、2次・3次受けは中小ITサービス会社・個人事業主SE等で構成されます。

多重下請構造の背景には、ユーザー企業の内製余力不足とSI業界の量的需要の柔軟性確保があります。プロジェクト規模に応じた人員調整、特化スキル (Java / .NET / SAP / ERP実装等)の集約、地域分散リスクの最適化等を、複数階層の請負・派遣で実現してきました。一方、エンジニアの所属・稼働先の分離は人材定着性の低下 + 個別契約の不安定性 + キャリアパス分断という負の側面も生んでいます。

直近では、大手SIer (日立・NEC・富士通・NRI・TIS等)の連結雇用増加 + 中堅SIerの上場廃止再編 (CTC・富士ソフト・NTTデータ・SCSK)が進み、多重下請構造の階層変化が起きています。元請けと中堅SIerの統合により、2次・3次受けの位置付けが変動し、エンジニア雇用の安定化が部分的に進む可能性があります。

IPAデジタル人材育成 — デジタルスキル標準ver.2.0 + マナビDX

IPA (情報処理推進機構)はデジタルスキル標準とマナビDXポータルサイトで人材底上げを進めます。デジタルスキル標準 (最新版ver.2.0)はDX推進に必要なスキルを体系化したフレームで、ビジネスアーキテクト / デザイナー / データサイエンティスト / ソフトウェアエンジニア / サイバーセキュリティ専門家の5類型を中心に、スキル要件と学習パスを整理しています。

マナビDXポータルサイトはデジタルスキル習得向けの講座を紹介する公的プラットフォームで、IPA・経産省・関係省庁が連携運営します。一部講座では受講費用補助も利用可能で、IT人材育成の基盤として機能しています。情報処理安全確保支援士 (登録セキスペ)、産業サイバーセキュリティ、未踏事業もIPA主管の人材育成事業として並行運営されています。

IPAの人材育成は中長期視点の底上げ施策で、SI業界の量的人材確保には直接寄与しませんが、ユーザー企業内の内製エンジニア育成とSI業界のスキル高度化を共通基盤として支えます。デジタルスキル標準ver.2.0はDX認定制度 (経産省主管)や企業のDX推進指標自己診断 (IPA主管)とも整合する枠組みで、政策間の連動性が確保されています。

オフショア活用 — インド / ベトナム / フィリピン等のニアショア / オフショア

オフショア活用は日本のSI業界の量的需要に対応する重要な人材調達手段です。インド (世界最大のIT人材プール、Tata Consultancy Services / Infosys / Wipro等のグローバルSIer発祥地)、ベトナム (日本語人材育成が比較的進む)、フィリピン (英語人材豊富)等が主な調達先で、大手SIerは現地法人や提携企業を通じて開発リソースを確保しています。

オフショア案件はコスト削減効果と並んで、特定技術スタック (Java / .NET / Salesforce / AWS等)の専門エンジニアを大規模に集約できる利点があります。一方、コミュニケーション負担 (時差 / 言語 / 文化背景)、品質管理コスト、機密情報の取り扱い等の論点があり、すべての案件に適用できるわけではありません。直近では、生成AI + RAG構築 + AIエージェント実装等の新規技術領域でオフショア活用が拡大しています。

ニアショア (沖縄 / 福岡 / 札幌等の国内地域分散)もオフショアの補完として活用されています。地域経済振興と人材確保の両立を狙う自治体施策と組み合わせ、SIer各社が地方拠点を拡大しています。長期的には、オフショアとニアショアの組み合わせがSI業界の人材調達の主流形態の一つとなる見通しです。

コンサル進出 — 戦略系コンサル + 米親SIコンサルのDX実装事業拡大

コンサル進出は内製化と外注の中間モデルとして急速に拡大しています。戦略系コンサル (BCG / McKinsey / PwC / デロイト / EY / KPMG等)は2010年代以降、DX実装事業を本格化し、戦略提言から実装まで一気通貫のサービスを提供します。日本市場では特にBCG Digital Ventures、デロイト デジタル、PwC Consulting等が急成長し、SI業界の上位案件 (戦略 + 業務BPR + システム実装)で競合する位置にあります。

米親SIコンサル6社 (Accenture / IBM / Microsoft / Oracle / Salesforce / AWS)も世界規模 (合計約$646B、約96兆円相当、FY2024-2025連結各社SEC 10-K)で日本市場に関与しています。Accenture日本法人は従業員約29,000人 (2026年3月時点)でDXコンサル+実装事業を拡大、IBMはGBSセグメント (Global Business Services)で戦略 + 実装サービスを提供しています。

コンサル進出は日本SI業界の競争次元を変化させます。従来のSIerの主軸は「受託開発」でしたが、コンサル進出が拡大すると「戦略 + 実装 + 運用一体」のサービスモデルが業界全体に広がります。日本SI業界各社もコンサル部門を強化 (NRI / NTTデータ / 大手SIer各社のDXコンサル部門)、米親SIコンサルとの協業・競合の関係が形成されています。詳細はL2外資ベンダーの日本市場関与で個別整理します。

主要論点

日本のシステム開発の自社主導比率が米国の半分以下なのは、なぜ持続するのか?

総務省ICT経済分析調査 (2024年)によれば、自社主導と回答した企業は日本では35.7%に留まり、米国90.0% / ドイツ75.7% / 中国66.3%との約54.3ポイントの差は、業界の構造的特徴として持続しています。要因の一つは、IT人材の多重下請構造です。元請けSIerからの大型案件は2次・3次受け企業に再委託され、エンジニアの所属と稼働先が分離する形が一般的です。ユーザー企業に直接所属するエンジニア数は限定的で、IT人材総数の不足とユーザー企業の内製余力不足が、外注依存を強化してきました。

第二の要因は、受託開発文化の慣性です。1980年代以降の汎用機時代から、ユーザー企業はSIerに開発を委託することで自社のIT組織を最小化してきました。SIer側もこの構造に最適化された組織と人材を持っており、急激な内製化シフトには時間がかかります。第三の要因は、ユーザー企業のIT組織の規模・採用力・キャリアパスが米国比で限定的です。米国はGoogle / Meta / Amazon等のテックジャイアントだけでなく、金融機関 (JPMorgan / Goldman Sachs等)、製造業 (Boeing / Lockheed Martin等)、リテール (Walmart / Target等)も大規模なIT組織を抱え、エンジニアの主要キャリアパスとなっています。日本ではユーザー企業のIT組織規模は相対的に小さく、SI業界がエンジニアの主要受け皿として機能してきました。

業界戦略への示唆: SI業界は中長期で量的外注需要の縮小に直面しますが、付加価値型サービス (DXコンサル + 業務BPR + AI実装)への移行が業界全体の生き残り戦略です。IPAのデジタル人材育成事業とデジタルスキル標準ver.2.0が人材底上げを進めますが、54.3ポイント差は時間とともに縮小する可能性があるものの、急激な解消は見込めません。SI業界の収益構造に直接影響する論点として継続的に注視が必要です。

内製化と外注の中間モデル (コンサル進出 / オフショア / IPA人材育成)は54ポイント差をどう変えるのか?

内製化と外注の二元論を超える中間モデルが、日本のSI業界の人材構造に急速に広がっています。戦略系コンサル (BCG / McKinsey / PwC / デロイト / EY / KPMG)のDX実装事業拡大は、戦略提言から実装まで一気通貫のサービスを提供する形で、従来のSIerと協業 / 競合の双方の関係を形成します。米親SIコンサル6社 (Accenture / IBM / Microsoft / Oracle / Salesforce / AWS)の世界規模 (合計約$646B、約96兆円相当、各社の事業構成は大きく異なりSIセグメント切り出しは別途必要)も日本市場に関与し、Accenture日本法人は従業員約29,000人でDXコンサル+実装事業を拡大しています。

オフショア活用は量的調達手段として継続的に拡大しています。インド (世界最大のIT人材プール)、ベトナム (日本語人材育成)、フィリピン (英語人材豊富)等の調達先で、大手SIerは現地法人や提携企業を通じて開発リソースを確保します。生成AI + RAG構築 + AIエージェント実装等の新規技術領域でもオフショア活用が拡大しています。ニアショア (沖縄 / 福岡 / 札幌等)もオフショアの補完として活用され、地域経済振興と人材確保の両立を狙う自治体施策と組み合わせて、SIer各社が地方拠点を拡大しています。

IPAのデジタル人材育成事業 (デジタルスキル標準ver.2.0 + マナビDXポータルサイト)は中長期スキル底上げ施策として、ユーザー企業内の内製エンジニア育成とSI業界のスキル高度化を共通基盤として支えます。これら3つの中間モデル (コンサル進出 + オフショア + IPA人材育成)が並行することで、日本のSI業界は54ポイント差を急激に縮めるのではなく、量的外注需要の漸減と付加価値型サービスへの移行をバランスさせる方向で進化しています。

業界戦略への示唆: 個別SIerの中長期戦略は、コンサル機能の強化 (NRI / NTTデータ / 大手SIer各社のDXコンサル部門拡大)、オフショア / ニアショア体制の最適化、IPAスキル標準の社内人材育成への統合の3軸で構成されます。米親SIコンサル6社との協業・競合の関係 (Accenture / IBM等)を見据えた事業ポートフォリオ設計が、内製化シフト時代の日本SI業界の競争優位の源泉となります。

中期見通し

近未来1-2年

2026-2027年は、コンサル進出とオフショア活用が並行拡大、SI業界の人材構造は質的変化の初期段階に入る局面です。戦略系コンサル (BCG / McKinsey / PwC / デロイト / EY / KPMG)のDX実装事業は継続拡大、米親SIコンサル6社 (Accenture / IBM / Microsoft / Oracle / Salesforce / AWS)も日本市場関与を強化します。Accenture日本法人は従業員約29,000人でDXコンサル + 実装事業の規模拡大が続きます。オフショア / ニアショア体制の最適化もSIer各社で進み、生成AI + RAG + AIエージェント実装等の新規技術領域での活用が定着します。

中期3-5年

2028-2030年は、自社主導比率が漸進的に改善する一方、SI業界の付加価値型サービスへの移行が本格化する局面です。日本の自社主導比率35.7% → 海外水準への接近は中期で部分的に進む見通しで、ユーザー企業のIT組織強化 (DX人材直接雇用 + 子会社化 + 内製センター設立)が並行します。SI業界の量的外注需要は中長期で縮小局面に入る一方、AI受託案件 + DXコンサル + 業務BPR + クラウド移行支援等の付加価値型サービスが新規収益源として定着します。IPAデジタル人材育成事業の効果も累積し、ユーザー企業 / SI業界双方のスキル底上げが進みます。

長期5-10年

2030年代以降は、SI業界の人材構造が「外注リソース提供」から「付加価値型サービスパートナー」へ質的に変化する局面です。AIエージェント実装と運用自動化で生産性が向上、米親SIコンサル6社のグローバルプラットフォーム提供と日本SI業界の実装力の組み合わせが定着します。自社主導比率35.7%は中長期で米国90.0%への接近が見込まれますが、54.3ポイント差の完全解消は10年規模の時間軸です。SI業界のエンジニア人材は、コーディング中心からアーキテクチャ設計 + AI活用 + ビジネス価値創出への重点シフトが進み、量から質への構造転換が長期テーマとなります。

よくある質問

システム開発の自社主導比率とは何ですか?
システム開発の自社主導比率は、ユーザー企業のシステム開発のうち、自社エンジニアで実施した比率を示す指標です。総務省ICT経済分析調査 (2024年度)では、「ほぼすべての開発が自社エンジニアで実施」+「主に自社エンジニアで開発、一部の開発を外部ベンダーで実施」の合計を「自社主導」と定義しており、いずれかに該当する企業の比率を示します。日本は35.7%で、米国90.0% / ドイツ75.7% / 中国66.3%との約54.3ポイントの差が業界の構造的特徴として持続しています。
なぜ日本は外注依存が高いのですか?
日本のシステム開発が外注依存となっている主な要因は3つあります。第一は、IT人材の多重下請構造です。元請けSIerからの大型案件は2次・3次受け企業に再委託され、エンジニアの所属と稼働先が分離する形が一般的で、ユーザー企業に直接所属するエンジニア数は限定的です。第二は、受託開発文化の慣性です。1980年代以降の汎用機時代から、ユーザー企業はSIerに開発を委託することで自社のIT組織を最小化してきました。第三は、ユーザー企業のIT組織の規模・採用力・キャリアパスが米国比で限定的です。米国はテックジャイアントだけでなく、金融機関・製造業・リテールも大規模なIT組織を抱え、エンジニアの主要キャリアパスとなっています。
IPAデジタルスキル標準ver.2.0とは何ですか?
IPA (情報処理推進機構)が策定したDX推進に必要なスキルを体系化したフレームです。ビジネスアーキテクト / デザイナー / データサイエンティスト / ソフトウェアエンジニア / サイバーセキュリティ専門家の5類型を中心に、スキル要件と学習パスを整理しています。マナビDXポータルサイト (経産省 + IPA + 関係省庁連携)でデジタルスキル習得向けの講座を紹介し、一部講座では受講費用補助も利用可能です。IPAの人材育成は中長期視点の底上げ施策で、ユーザー企業内の内製エンジニア育成とSI業界のスキル高度化を共通基盤として支えます。
オフショア活用とは何ですか?
オフショア活用は海外のIT人材を活用してシステム開発を行うモデルです。インド (世界最大のIT人材プール、Tata Consultancy Services / Infosys / Wipro等のグローバルSIer発祥地)、ベトナム (日本語人材育成が比較的進む)、フィリピン (英語人材豊富)等が主な調達先で、大手SIerは現地法人や提携企業を通じて開発リソースを確保しています。コスト削減効果と特定技術スタック (Java / .NET / Salesforce / AWS等)の専門エンジニアの大規模集約が利点、コミュニケーション負担・品質管理コスト・機密情報取り扱い等が論点です。ニアショア (沖縄 / 福岡 / 札幌等の国内地域分散)も補完として活用されています。
コンサル進出はSI業界をどう変えますか?
コンサル進出は内製化と外注の中間モデルとして急速に拡大しています。戦略系コンサル (BCG / McKinsey / PwC / デロイト / EY / KPMG)は2010年代以降、DX実装事業を本格化し、戦略提言から実装まで一気通貫のサービスを提供します。米親SIコンサル6社 (Accenture / IBM / Microsoft / Oracle / Salesforce / AWS)も世界規模 (合計約$646B、約96兆円相当)で日本市場に関与し、Accenture日本法人は約29,000人体制でDXコンサル + 実装事業を拡大しています。コンサル進出は日本SI業界の競争次元を「受託開発」から「戦略 + 実装 + 運用一体」へ変化させ、SI業界各社もDXコンサル部門を強化しています。詳細はL2外資ベンダーの日本市場関与で個別整理します。

参考資料 / 一次ソース

  1. 1.
    2023-2024年実績、自社主導比率4ヵ国比較 (日本35.7% / 米国90.0% / ドイツ75.7% / 中国66.3%)図表 ローマIII-2-1-2
  2. 2.
    DX推進に必要なスキルを体系化、5類型を中心に学習パス整理。マナビDXポータルサイト連動運営
  3. 3.
    経済産業省「DX人材育成」関連政策経産省DX人材育成関連政策、DXレポート系列 (関連政策)
データ出典
総務省 令和7年版 情報通信白書 (ICT経済分析調査)IPAデジタル人材育成事業 + デジタルスキル標準ver.2.0経済産業省「DX人材育成」関連政策
📄 資料DL💬 無料相談