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STAT DETAIL · TOWER MANSION

分譲マンションの超高層・タワーマンション|計画戸数と都心集中【2026年版】

20階建て以上の超高層マンションは、2026年以降の完成予定で全国319棟・107,408戸が計画されています(不動産経済研究所、2026年3月末現在)。このうち首都圏が73,713戸・177棟でシェア68.6%を占めますが、前回調査の76.2%からは低下し、近畿圏や地方へ広がりつつあります。本ページでは、超高層という商品形態の計画戸数と、都心への集中、再開発との関係を整理します。なお、ここでの戸数は「いつ完成予定か」を示す計画ベースで、販売を始めた発売戸数や工事を始めた着工戸数とは対象が異なります。

超高層 計画戸数(2026年以降)
107,408
前回調査比 約+20,000戸(20階建て以上、完成予定)
出典: 不動産経済研究所 超高層マンション市場動向(2026年3月末現在)
超高層 計画棟数
319
前回調査比 +103棟
出典: 不動産経済研究所 超高層マンション市場動向(2026年3月末現在)
首都圏のシェア
68.6%
前回調査の76.2%から低下、地方へ広がり
出典: 不動産経済研究所 超高層マンション市場動向
首都圏 計画戸数
73,713
177棟、計画の中心は都心
出典: 不動産経済研究所 超高層マンション市場動向

地域別の超高層マンション計画戸数(2026年以降完成予定、戸)

首都圏・近畿圏・その他の3区分。合計が全国の計画戸数にあたる(20階建て以上)
単位: 3 カテゴリ・合計 107,408
020,00040,00060,00080,00073,713首都圏17,065その他16,630近畿圏
出典: 不動産経済研究所 超高層マンション市場動向(2026年3月末現在、2026年以降完成予定)
カテゴリ首都圏近畿圏その他
73,71316,63017,065
シェア68.6%15.5%15.9%
読み解き

タワーマンションの計画戸数は、首都圏が73,713戸で全体の68.6%を占め、計画は都心に集中しています。これに近畿圏16,630戸その他の地域17,065戸が続きます。3区分の合計が全国の計画戸数107,408戸にあたります。

首都圏への集中は続いていますが、シェアでみると前回調査の76.2%から68.6%へと低下しました。近畿圏や地方の中核都市でも、駅前再開発などにあわせてタワーマンションの計画が出てきており、超高層という形態が大都市圏以外にも広がりつつあることを示しています。

このグラフに関連するトピック

首都圏シェアの変化と棟数

タワーマンションの計画は、依然として首都圏が中心です。首都圏の計画戸数は73,713戸・177棟で、全国319棟・107,408戸の過半を占めます。一方で、首都圏のシェアは前回調査(2025年3月末)の76.2%から、2026年3月末には68.6%へと低下しました。

全体の計画は前回調査から棟数で103棟、戸数でおよそ20,000戸増えており、タワーマンションの計画自体は積み増しが続いています。そのなかで首都圏のシェアが下がったのは、近畿圏や地方の中核都市での計画が増えているためです。駅前や臨海部の再開発と一体で、大都市圏以外でもタワーマンションが選ばれる動きが広がっています。

主要論点

なぜタワーマンションは都心に集中するのか?

タワーマンションの計画は首都圏に68.6%が集中しています。背景には、超高層という形態が限られた敷地に多くの住戸を確保できるという特性があります。地価の高い都心では、土地を高度に利用して採算を取る必要があり、上に伸ばすタワーマンションが選ばれます。

もう一つの要因が、都心の再開発です。駅前や臨海部の大規模な再開発では、容積率の緩和とあわせてタワーマンションが計画されることが多く、商業施設やオフィスとの複合開発の一部として住戸が供給されます。都心の底堅い住宅需要と、再開発による用地の創出が、タワーマンションの計画を都心に集めています。

結果として、タワーマンションは都心の高価格帯物件の中心となり、平均価格を押し上げる要因にもなっています。価格の動向については、価格動向のページで詳しく扱います。

首都圏のシェアが下がっているのはなぜか?

タワーマンションの計画戸数で首都圏が占めるシェアは、前回調査の76.2%から68.6%へと低下しました。首都圏の計画戸数そのものが減ったというより、近畿圏や地方の中核都市での計画が増えたことが背景にあります。

地方でも、政令指定都市や県庁所在地の駅前再開発で、タワーマンションが計画されるようになっています。中心市街地に住宅・商業・公共施設を集める「コンパクトシティ」の流れや、駅前の利便性の高い立地への需要が、地方でのタワーマンション計画を後押ししています。

ただし、計画戸数の過半は依然として首都圏にあり、都心集中の構図が崩れたわけではありません。近畿圏や地方への広がりは、超高層という形態が大都市圏以外でも住宅供給の選択肢として定着しつつあることを示しています。

タワーマンションの供給は今後も増えるのか?

2026年以降に完成予定のタワーマンションは319棟・107,408戸で、前回調査から棟数で103棟増えました。都心の再開発が続くなかで、タワーマンションの計画は当面は積み増しが続くとみられます。

一方で、建築費の高騰はタワーマンションにも重くのしかかっています。超高層は構造や設備のコストが高く、資材費・人件費の上昇で建築費が膨らむと、計画の採算が厳しくなります。また、完成までに数年を要するため、計画から完成までの間に市場環境が変わるリスクもあります。

長期的には、修繕積立金の確保や大規模修繕、設備の更新といった、完成後の維持管理が課題となります。タワーマンションは都市の再開発と一体で供給が続く一方、建てた後をどう管理するかが、商品としての価値を左右していきます。

中期見通し

近未来1-2年

2026-2027年は、都心の大規模再開発にあわせてタワーマンションの計画・完成が続く見通しです。首都圏が計画の中心である構図は変わらない一方、近畿圏や地方の駅前再開発でも計画が出てくるとみられます。建築費の高騰が、計画の採算と価格に影響します。

中期3-5年

中期では、都心の再開発用地が限られるなか、再開発への参画や用地確保の競争がタワーマンション供給の鍵となります。地方の中核都市での計画は、コンパクトシティ政策や駅前再開発の動向に左右されます。超高層は引き続き都心の高価格帯供給の中心となる見通しです。

長期

長期では、初期に建てられたタワーマンションの大規模修繕や設備更新が本格化します。修繕積立金の確保や合意形成が、超高層ストックの維持の課題となります。新規の計画と並行して、既存のタワーマンションをどう維持・再生するかが、商品としての持続性を決めていきます。

よくある質問

タワーマンションは今後どれくらい建つ予定ですか?
不動産経済研究所の調査(2026年3月末現在)では、20階建て以上の超高層マンションのうち2026年以降に完成予定のものが、全国で319棟・107,408戸あります。これは単年ではなく2026年以降の完成予定を積み上げた累計です。前回調査(2025年3月末)から棟数で103棟、戸数でおよそ20,000戸増えました。
タワーマンションはどの地域に多いですか?
計画戸数の地域別では、首都圏が73,713戸・177棟で全体の68.6%を占めます。次いで、その他の地域が17,065戸、近畿圏が16,630戸です。計画は都心に集中していますが、首都圏のシェアは前回調査の76.2%から低下しています。
計画戸数は発売戸数や着工戸数と何が違うのですか?
計画戸数は、20階建て以上の超高層マンションのうち今後完成が予定されているものを集計した数字で、「いつ完成予定か」を示します。発売戸数は販売を始めた戸数、着工戸数は工事を始めた戸数で、それぞれ対象や集計の時点が異なります。タワーマンションは完成までに数年かかるため、計画戸数は先々の供給を示す指標です。
なぜタワーマンションは都心に多いのですか?
超高層は限られた敷地に多くの住戸を確保できるため、地価の高い都心で土地を高度に利用する形態として選ばれます。また、駅前や臨海部の大規模再開発で、容積率の緩和や複合開発とあわせて計画されることが多いことも、都心集中の要因です。都心の底堅い住宅需要も計画を支えています。
タワーマンションのデータの出典は何ですか?
不動産経済研究所「超高層マンション市場動向」(2026年3月末現在)が出典です。20階建て以上の超高層マンションのうち、2026年以降に完成予定のものを対象に、全国・地域別の計画戸数と棟数を集計しています。発売・着工とは集計の対象が異なる計画ベースの数字です。

参考資料 / 一次ソース

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