大日本印刷 — 利益首位、エレクトロニクスへ多角化
印刷を出自に、エレクトロニクスと生活産業へ多角化した総合メーカーです。印刷中核のスマートコミュニケーション(出版・商業印刷、情報セキュリティ、BPOなど)が7,156億円で、連結1兆4,576億円のおよそ半分を占めます。残りは、半導体回路の原版となるフォトマスクなどの半導体関連部材を手がけるエレクトロニクス、包装や産業用高機能材料を手がけるライフ&ヘルスケアです。
特徴は、印刷以外の事業が利益の柱になっている点です。エレクトロニクスは売上規模こそ中核セグメントより小さいものの、営業利益は574億円と高く、連結営業利益936億円を下支えしています。海外売上高も3,525億円に達し、純利益1,107億円・営業利益936億円はいずれも大手2社で首位です。印刷で培った微細加工やコーティングの技術を、半導体や電池材料といった成長分野へ転用する戦略が、縮小する印刷の影響を和らげています。