東映アニメーション — アニメ専業の収益力
アニメの映像製作と版権事業を主力とするアニメ専業の最大手です。ワンピース・ドラゴンボール・プリキュア・デジモンなどの人気IPを自社で保有し、テレビ・劇場・配信に加え、海外でのライセンス収入が大きな収益源です。
IPの稼ぎ方を具体的に見ると、ドラゴンボールやワンピースは世界的なフランチャイズで、海外での放送・配信権、キャラクター商品化、ゲームのライセンスを各地の事業者に許諾して収益を得ています。自社で原作・映像の権利を保有するため、ヒットしたIPを長期にわたって複数の事業・地域で収益化できるのが、専業ながら高収益を保てる理由です。
資本関係では、映画大手の東映が筆頭株主で、東映グループの一員です。制作は自社スタジオが担い、企画から版権管理、海外展開までをグループ内で完結できる体制を持ちます。
連結売上1,008億円・営業利益324億円・自己資本比率80.2%・ROE16.6%と、6社で最も高い収益性と財務の健全性を示します。専業ゆえに作品ヒットの年変動は受けますが、権利保有と海外ライセンスの構造が安定した収益を支えています。