総合処理大手 — 収集運搬から最終処分までの一貫体制
大栄環境は、収集運搬・中間処理・最終処分を一貫して担う総合処理大手です。2025年3月期(第46期)の連結売上高は約801.8億円、経常利益は約214.8億円で、自社で複数の最終処分場を保有することが最大の強みです。最終処分場は新設が難しく希少なため、これを自社で持つことが高い収益性と、排出事業者へのワンストップ提案力につながっています。M&Aによる地域事業者の取り込みも積極的です。
TREホールディングスは、建設系廃棄物に強いタケエイと、金属リサイクルのリバーホールディングスが統合して生まれた総合企業です。2025年3月期(第4期)の連結売上高は約1186.8億円と4社で最大ですが、連結には金属リサイクル事業を含むため、廃棄物処理の専業ではありません。建設系廃棄物の処理と、金属・廃プラスチックなどの再資源化を組み合わせ、再生材の供給まで手がけます。
ダイセキは、廃酸・廃油・汚泥などの液状系廃棄物の処理に強みを持ちます。2025年2月期(第67期)(2月決算)の連結売上高は約673.0億円ですが、連結には石油類販売事業を含むため、処理専業ではありません。液状系の中間処理と再資源化に独自のノウハウを持ち、グループには土壌汚染対策を手がける上場子会社のダイセキ環境ソリューションがあります。
ミダックホールディングスは、静岡県を地盤とする総合処理企業です。2025年3月期(第61期)の連結売上高は約109.0億円と4社のなかでは小さいものの、自社最終処分場の確保を背景に高い利益率を示します。最終処分場の新設・拡張に投資を続けており、処分場という希少資産を軸に成長を図る戦略が特徴です。