戸建の新築着工はなぜ減り続けているのか?
戸建の新築着工は、持家と分譲一戸建のいずれも長期的に減少しています。2025年の新設住宅着工は74.07万戸で3年連続の減少、戸建の中核である持家は約20.1万戸で4年連続の減少となりました。
背景の一つは世帯数の頭打ちです。住宅ストックはすでに世帯数を上回り、空き家率も13.8%(2023年)まで上昇しています。新たに家を建てる必要のある世帯が減るなかで、新築の量的な拡大は見込みにくくなっています。
もう一つは取得環境の厳しさです。首都圏の注文住宅の建築費は2015年度の2,964万円から2024年度に6,095万円へと上昇し、資材費や人件費の上昇が取得のハードルを上げています。持ち家志向は持家比率60.9%と根強く残るものの、価格の上昇が着工の減少につながっています。