なぜ建築設備工事の需要は伸びているのか?
建築設備工事の中核である管工事の完成工事高は、令和2年度の8兆1,966億円から令和5年度に大きく伸び、令和6年度は10兆3,157億円となりました。背景には、半導体工場・データセンターの建設や、都市再開発による高機能ビルの新築があります。
これらの施設は、精密な温湿度管理を要するクリーンルーム空調や大容量の冷却設備を必要とし、建物本体に対して設備工事の比重が高くなります。高度で難度の高い設備ほど、専門的な設計・施工管理が求められ、サブコンの受注を押し上げます。加えて、令和5年度の大幅増に見られるように、資材費・労務費の上昇が請負金額に反映され、金額ベースの伸びを押し上げる面もあります(工事量そのものの拡大とは必ずしも一致しません)。