集団指導 — 早稲田アカデミー・ステップ・学究社・秀英・進学会
集団指導を主力とする上場企業は、地域に密着しながら受験対策で実績を競っています。早稲田アカデミー(売上351億円)は首都圏を地盤に中学・高校受験で知られ、5社の中では売上が最大です。ステップは神奈川県に集中して展開し、売上158億円ながら営業利益38億円・自己資本比率89.7%と、高い収益性と財務の健全性で知られます。
学究社は「ena」を展開し、都立中高一貫校や難関高校受験を強みに、東京西部を地盤とします。売上133億円に対しROEが27.0%と高く、地域特化で効率の良い経営を示します。秀英予備校は静岡を地盤に集団指導と映像「秀英iD予備校」を組み合わせ、進学会ホールディングスは北海道を地盤としますが、最新通期は営業赤字となりました。
集団指導は、1人の講師が複数の生徒を教えるため1人当たりの授業料を抑えやすく、地域で生徒を集められれば効率の良い収益を上げられます。一方、少子化で地域の生徒数が減ると影響を受けやすく、ステップや学究社のように特定地域で強い地位を築いた企業と、地盤の生徒減に直面する企業とで、収益性に差が出ています。